第4回多摩川源流トレイルラン




日時 H24.9.16(日)
場所 山梨県小菅村
距離 30km
記録 4:05:53
順位 556位
備考 レース前から珍道中(^_^;)



スントt6データ
・累積高低差 1400M
・平均HR 未計測(トレランだと心拍計着けなくなりました)
・消費カロリー レース直後に暴飲したせいか、1kg太った


◎参加まで
4年前、山田昇記念杯登山競争に出てからトレイルランという競技にのめり込み、気づいたら50kmなんて恐ろしいキョリを走るようになった自分がいる。しかし、しかしだ!最近、ちょっと長い距離走るの疲れた〜、もっとムリしないキョリで楽しく走りたいなぁ〜、なんて考えている。あんまりトレランにのめり込みすぎると、自分の場合は長い距離を速く走るためのトレーニングに集中しすぎて、なんか山を楽しめてない気がする・・・。あと、大会中に景色や森の中の雰囲気を感じ取る余裕がないなぁ、とも。
そこで、今年はトレランは一発、30kmくらいのもののみにしようと思った。そして、練習もムリせず、本番も気楽になんて考えて。そうやって探していると、ちょうど9月の3連休の真ん中に30kmの大会が。しかも、今まで出たことのない大会で景色も良さそう。山梨ってのがちと遠いけど、今年は一回しかトレラン遠征しないしいっか、って感じで気楽にエントリー。もちろん、RYUも有無を言わせず参加してもらいます(-"-)

◎前日の動き
今回、全体的にやる気なさすぎでした(=_=)
仕事とプライベートで多少忙しかったこともあったけど、7月〜大会前まで山練習0回!ロードは月に100kmのペースで走ってはいましたが、それでも昨年に比べれば圧倒的に練習不足。でもまぁ、真面目に練習しすぎると本番でやりすぎちゃうからちょうどいいか。
しかし、このやる気のなさは前日の動きにも影響。
我が家を10時に出発で、関越道→圏央道→R411で所要時間6時間で小菅村の予定だったんですが・・・奥多摩の狭い道を彷徨うことになってしまった(;_:)
原因はオイラの地図。出発5分前に、「そういやルート調べてないなぁ」と思い、急きょYAHOO地図でルート検索。その地図を印刷すれば良かったんだが、何を思ったかメモ紙に手書きしてしまった。しかも、超アバウト。結果として、圏央道青梅IC降りて3分で道を間違え、行けども行けどもR411がない状態。
オイラ「っかしーなー、地図のとおりに進んでるはずなんだがなぁ。狐に化かされたかなぁ。」
RYU「とりあえず、そのミラクルな手書きマップを捨てろ(-"-)」
オイラ「うーん、山梨に行きたいわけだから、R411がダメなら県道で行こう」
なんて、やり取りをしているうちに、県道に乗るが、その県道も途中から崖崩れで通行禁止。気づいたら奥多摩の中腹で時間はすでに夕方5時過ぎ。
オイラ「まずい!遊んでないで、もう真面目にコンビニでちゃんとした地図見よう!」
RYU「最初っからそれやれよ!!」

とりあえず、高速も駆使して7時過ぎに宿につきました\(^o^)/
よく着いたもんだ・・・。
泊まった宿は「山水館」。一泊2食付きで、おかみさんがいい味出してた。メシもうまかったし、いろいろと世話を焼いてくれ、本当にいい宿だった。来年この大会に出るかは分からないけど、出るならまたこの宿に泊まりたい。

さて、トレランの前日といえども、我らチームスーパードライのやることはただ一つ。夕食時にスーパードライ!!を2本。その後、買ってきたウィスキー(奮発して「余市」買いました(#^.^#))で乾杯!隣の部屋の人も一部混ざりながら、ゆるりと宴会を楽しみ、さすがに田舎の夜は早いんで10時には就寝。



ちとお見苦しい写真で申し訳ないm(__)m
前日の酒盛り。真ん中で光ってるのは、ロック用の氷。
高いだけあって、余市のクオリティはやはりすごいな!!

◎当日朝
当日の朝6時に起床。スタートは10時だから、もっと遅くても大丈夫なんだけど、さすがに昨日早く寝たから目覚めも良い。飲みすぎ感はあったけど、なぜか二日酔いもなし。心配してた天候も、朝の段階では晴れ。うーん、これなら練習不足でもイケルかも(#^.^#)
なんて考えながら朝飯を食べて二度寝。だって、7時朝飯で10時スタートだと時間余りまくりだし(汗)。布団でゴロゴロしながら、8時30になったら着替えたり準備開始。そして、ここでも気が抜けていたことが発覚。

オイラ「あっ!!ハイドレの口押えるやつがない!!!」

ピンチ!!



←この部分。
 ないと水が漏れる・・・。
そういや、7月に角田山を登ったとき使ってたら連結部分のゴムがちぎれたんで、別に保管してたんだった。すっかり忘れてたぞ。ぁぁ、どうする?どうすりゃ?
あせるオレ。爆笑するRYU。限界まで脳を回転させ、なんとかいい案をひねり出す。
その結果・・・
「水、漏れないっしょ。たぶん(汗)」
もしも、途中で水が漏れたら・・・大人しくリタイアしよう。。。

その他にも、大会側からの必要物品である手袋を忘れたりと気が抜けすぎです(=_=)

まぁ、細かい(?)ことは気にせずに、準備してスタート会場へ。
会場ではすでに1000人近い参加者がひしめきあっている。おぉ、こんなに出走するのか。こりゃきっと、コースは大渋滞だな。
RYUと一緒に、最後尾まで下がる。なんせ完走できればいいやくらいの気持ちなので、最初から走る気はまったくない(^_^;)
ストレッチしながら号砲を待つ。
10時ピタリ、いざスタート!!!

<左>出走を待つ猛者たち。たぶん、我々と違ってまじめに練習してきているはず(汗)
<右>スタート地点でパチリ。カッコつけてるけど、心の中はハイドレから水が漏れないかしか考えてない。

◎スタート〜第一関門
号砲とともに歩き出すRYUとオイラ。事前情報だと山に入ったらすぐにシングルトラックになり、嫌がおうでも渋滞にまきこまれるとのこと。なら、走ってちょっと追い抜いても意味ねーな、きっと!!というわけでスタート直後の下り坂ものしのしと歩き、あっという間に最後尾。いや、これでいいのだ。最初は力を溜め、途中から爆発させるって寸法よ。
そんな、散歩のように歩いてるオイラたちを見てもスタッフは、

「がんばってくださ〜い!」

と、優しい応援。

さらに、沿道脇で応援している家族連れあり。
小学生らしき子ども2人が、

「お兄ちゃんたち、がんばって〜!!」

・・・なんか、申し訳ない感じがしてきたんで、人のいる前だけは一生懸命走りました(=_=)。人が見えなくなるとまた歩いたけど。


ハイキング中のオイラたち。
でも、周りの景色を楽しめるのでコレもまたよし。

そんなこんなしながら15分ほど歩き走りしていると段々傾斜が急になり、道は舗装路から山道へ。脇にはきれいな川が流れ、同時にワサビ田が現れる。ワサビ田初めて見たけど、これがいつも食べるワサビなのかと思うと不思議な感じがするなぁ。

<左>分かりづらいけど、ネットで覆われているところがワサビ。
   きっとここでできたワサビはうんまいでしょうなぁ。
<右>川がきれいです。
   なんだか癒されるわ〜。

そんな風にゆったり歩いているのだが、なぜか後方から選手が走ってくる。なぜ?もしかしたらスイーパーか?えっ、オイラたちスイープされちゃうの?
近づいてきた選手に話しかけると、実は高速渋滞によりスタートに間に合わなかったとのこと。10分遅れでスタートして走ってきたらしい。良かった、スイープされちゃうかと思ったよ。
本当の最後尾になり、さらに歩いて行くと道はシングルトラックに。そして、お待ちかね(?)の渋滞。やっぱ1000人近くも山に入ればこうなるよねぇ。


<左>手前の人から、ずっと奥まで行列。
<右>行列待ちの暇な時間を使い、RYUが土留めについて説明してくれている。
   トレラン中だが、なぜか穏やかな時間が流れていた(^_^;)

行列に従いさらに進む。次第に両脇が杉の山道に。ここまででだいたい1時間経過しているが、距離的には3km程度しか進んでいない。そして、過去最高クラスに体力が余っている。もう、それはスタート直後かのように。
そういや、第一関門には時間制限があったような。たしか1時間30以内だったような・・・。おいおい、後30分でそこまで進めるんか、これ?えっ、もしかしてオイラのトレラン歴初の関門アウトか!?どうしよう、RYU!?

RYU「余力はまだまだあったんだが・・・これも運か。」

違うだろ!?明らかに作戦ミスだ!
さすがに関門アウトは避けたいが、とはいえ追い抜きも不可能。こうなればもう本当に流れに身を任すしかない。多少、じれったい気持ちはあるが、まぁ、関門アウトになってもそれなりにいい運動したってことで(=_=)。

追い抜きは難しいものの、体力切れで力尽きてる人を拾いながら進む。途中追い抜き可能な広さの道もあったため、オイラはそこで走ることに。RYUはマイペースに進むらしい。お互い関門アウトにならんことを祈ろう!

・・・

なんとか第一関門閉鎖7分前に到着しました(^_^;)。さすがに大会側も混雑を想定して関門設定してるのかな。本当にゆっくり歩きでもない限りは関門アウトしなさそう。RYUもオイラに遅れること3分で無事に関門通過。ここからは徐々に頑張りモードに入りますぜ!


<左>第一関門の様子。関門アウト免れてよかった・・・。
<右>関門ギリギリながらも余裕の行進で追いついてくるRYU。走れよ(^_^;)。

◎第一関門〜ゴール
第一関門を無事に過ぎて、さぁここから!RYUはマイペースに行くらしいので、ここでお別れ。無事にゴールで会おう!
第一関門を抜けても、シングルトラック部分はやはり渋滞。追い抜きタイミングは道幅広いところとたまにある舗装路くらい。よって、前の人に合わせたペースになるためそんなにスピードは上がらず。落ちてくる人を拾いながらの行軍。自分があまり周りを見てなかったからか、元からか分からないけど、「わぁ〜、すっごい眺め!!」みたいな場所はなかったので、黙々と進む。
余談だけど・・・いつもトレランやるとできるだけ早くと思って進んでいるので気にならないが、後方の方でゆっくり進んでると。
カワイイ女の子がけっこういるな\(^o^)/
思わず後ろについてしまうぜ!!!

しかし、オシリについていたいのだが、残念ながらだいたいの場合「お先にどうぞ(*^^*)」と言われてしまうので、抜かざるをえなくなる。ここらへんはやはり勝負師(?)なので、譲られたら走って追い抜くぜ!!

そんなこんなで走り歩きを繰り返しているといつの間にか第2関門。



←第2関門の様子。  いろんな大会で思うけど、山の中にエイド作ってくれてホントにありがたいなぁ。

第2関門を抜け、2個目の山を抜けると後はもう下り基調。きれいな森の中を思う存分かっ飛ばす・・・と行きたいところだけど、やはり前が詰まっているのでゆるゆるペース。でも、おかげで練習不足の割にかなり足がラク。もう20km以上走っているだろうに、あまり疲れを感じない。もしかしたら女のコの尻ばっか追いかけてるかもしれんけど(^_^;

きれいな森を下りきると急激に視界が開け、スタート地点の太鼓の音が響いてくる。えっ!もうゴール?30kmなんてとても走ってない気がするけど。と、思ったら第3エイドに到着。エイドの人の話だと、ここからゴールまで、まだ一登り残っているとのこと。そうだよね〜(汗)。




←第3関門。
 スタート地点の音とかするけど、だまされるな!!
 ゴールへはまだ30分くらいかかるぜ!!


第3エイドで最後の補給をし、ゴールに向けてまた走る。ここからは道もだいぶ開け、っていうかロードの登り下りです(汗)。いつも思うが、トレランの最後のロード走は脚にくるなぁ。しかも、途中までは曇ってたけど、日差しが出てきてけっこう暑い。あ、そういや、キャップのない我がハイドレ、最後まで持ちました(^_^;)。なんとかなるもんだ。

ロードを我慢で走り、また森の中へ。あとわずかでゴールだが、登り階段にヘタリこんでるオジサン発見。どうしようかちょっと迷ったけど、オイラの前の人が話しかけ、意識もはっきりしてるし、なにより後100m歩けばゴールできずとも民家なのでスルー。ちなみに、このオイラの前でへたったおじさんに話しかけてたあんちゃん、最後まで抜きつ抜かれつでしたが、途中でゴミがあれば拾う、疲れてる人を見れば励ます、あんたトレイルランナーの鏡だよ!!結局、最後はこのあんちゃんに抜き返されましたが、ゴミ拾いしながらのこの脚力、尊敬もんです(>_<)。
橋を渡り、田んぼの脇道を駆け、最後の登りを頑張ると、本当のゴール!
カメラマンの前でカッコつけて無事にケガなく走りきりました!!
 

◎感想
かなり楽しかった!!
キレイなワサビ田を見て、スギ林の中を駆け抜けるのはやっぱりこの大会ならでは。また、何より30kmという距離がちょうどいい。練習不足のオイラのカラダでも、そんなにキツイと感じずに走りきれました(次の日は見事に筋肉痛でしたが。。。)。
ちなみに、RYUはゴール制限時間に間に合わず。でも、タイムアウトしてもスタッフの皆さん変わらずに迎えてくれていて、RYUも制限から20分ほど遅れて無事にゴール!!
ちなみに、勝負師ではないRYUはカワイイ女の子に「どうぞ(*^^*)」と言われても決して抜かなかったそうな。。。そして、なぜかゴールのときは70歳近いおばあちゃんと一緒に走ってきて、その人に「私の息子みたいなもんだよ(*^_^*)」と言われていた。
RYU、お前途中で一体何してたんだ?

ともかく、二人とも無事にゴールでき、奥多摩の自然を味わえた。
ちなみに、帰りはちゃんと地図買って帰りました。行きより2時間近く早く帰れたそうな。。。


◎最後にタイムレコード(カッコ内は区間タイム)。大体の時間です。
1A
1:35
2A
2:20(0:45)
3A
3:30(1:10)
ゴール 4:05(0:35)


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